友杉宣大個展「スターニャンと秘密の家」

友杉宣大さんによる個展「スターニャンと秘密の家」を開催します。

スターニャンとは、猫が星になることによって誕生した、

友杉さん独自創作のキャラクターです。

本展では、絵画やオブジェをはじめ、

小屋やぬいぐるみなどさまざまな造形のスターニャンが展示されます。

ぜひお越しください。

 

作家:友杉宣大
キュレーション:長谷川祐輔
グラフィックデザイン:三上悠里

 

作家プロフィール

友杉 宣大(ともすぎ のりひろ)

愛知県出身。

端材を使用した小屋を仮設し、

子供から大人まで全ての人に向けた絵を描く画家。

主なモチーフは星と猫を掛け合わせたオリジナルキャラクター「スターニャン」。

過去の個展に「The long dive」(さくらてらす五反田ギャラリー、2019年)など。

 

集会所の光、あるいは星を猫とみなすこと

「猫が星になるので、「スターニャン」です。ありがとうございましたー!」

友杉は、創作中の絵本を紹介しながら、あるアートプロジェクトでの自己紹介をこのように締めくくったことがある。スターニャンとは、猫が星に変換されることによって誕生した、友杉による自己創作のキャラクターである。

スターニャンはいかにして誕生するのか。通常生きていたものが「星になる」と言えば、それは地上の生が終わること、つまり死を暗示する。しかし友杉はいつも猫が星に「なる」と言っているだけで、いかにしてなるのかというその方法については、「星になる」という言葉から人が一般的に連想する仕方とは限らない。聞くたびに異なる答えが返ってくる。実際、猫が星になったと言っても、スターニャンが地上で生活している様子とも読める様子を描いた作品もある。また、本展では猫が夜に集会していて一匹の猫が突然現れたUFOに吸収され、スターニャンへと変換されるプロセスを描いたドローイングやアニメーション作品が展示されていたりする。スターニャンの誕生は、必ずしも猫の死と結びつくわけではない。

友杉の制作において重要なのは、いかにしてある動物がキャラクターへと変化するのかといったその方法ではなく、人が地上と空、現実と虚構的な存在を越境してまなざすことがあるという、その事実ではないだろうか。両者は分けて考えられるものではない。地上での現実的な生を営むために、人は空/虚構的な存在を必要とする。それは身近な死者、キャラクター、アイドルかもしれない。現代的には、地上/現実的なものと空/虚構的なものは分けて考えられやすい。そして後者が優勢になることが多い。空ばかり見ていて、言葉や身振りが地上の生から遊離していくとでも言えるだろうか。

今回展示されているメインの作品には、夜の空でスターニャンが誕生する様子の他に、地上で猫が集会する様子が同時に描かれている。制作過程で友杉に聞いた話によれば、猫は人間が活動していない時間帯に、お互いの縄張りを確認したり仲を深めたりするために集会を開いている。そして、自分たちの集会所に人間が接近してくるようになると、集まる場所を変えることもある。そこには遠隔技術によるメッセージのやりとりや、待ち合わせなどはない。猫の集会を支えるのは、猫同士の親密圏と集会所の光だけである。

空の光ばかりではなく、地上にある光を整えることに目を向けてみれば、空模様も変わるだろうか。

(文・長谷川祐輔)

イベント概要

開催日時 2022年9月19日(月)~10月31日(月)(※水曜日休館)12:00~20:00(要予約)
主催 経堂アトリエ
お問い合わせ

ご予約はこちらからお願いします

hasegawa-y★plum-studio.co.jp

(※★を@に変更してお送りください)

件名を「スターニャン」とし

氏名、日時、人数を上記アドレスまでお送りください。

会場 経堂アトリエ1F/屋上
展示参加費 無料

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